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2. ペプチド医薬が注目される理由
 バイオ医薬が作られる以前、医薬品の中心は低分子(ペプチドよりさらに分子量が少ない)化合物でした。現在でも低分子化合物から作られる薬は数多くありますが、病気の原因となる細胞だけでなく正常細胞を攻撃し、副作用が出易いという難点があります。

 この問題を解決するのが、80年代から始まったタンパク質を医薬品として使うアイディアです。当初はヒト成長ホルモンやTNF等、生体内のタンパク質をそのまま大量調整して医薬品として使用していましたが、現在は、天然タンパク質の構造を改変した抗体医薬がタンパク医薬の主流です。タンパク質は元来生体内にあるので、低分子化合物にはない新しい薬効が期待でき、副作用も少ないという性質があります。特に、低分子化合物のように正常細胞を傷付けないというメリットが大きいです。

 しかし、タンパク医薬、なかでも抗体医薬には膨大な製造コストがかかるという事業上大きなデメリットがあります。そのようなネックの無いペプチドが抗体よりも優れた医薬品として、現在注目されています。

ペプチドはタンパク質より構造が不安定で、体内では短時間で分解されるため、以前は医薬品に不向きであると思われていました。ところが、第二世代のペプチド医薬は、構造改変技術の進歩により構造が安定し、抗体と遜色ない生理活性を持つようになりました。


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